スッタニパータ(ブッダの言葉)のなかの「八つの詩句の章」の漢訳、「義足(品)経」の舍利弗です。

注:南伝経の訳を参考に適当に訳したので、正しい漢文和訳作法とはことなるところもあると思います。

舍利弗

是れ時、賢者舍利弗は、衆中に坐って在った。 便ち座より起き、 偏袒し叉手して、偈を以って歎じて曰く。

「未だ嘗て是のようなお方を見たこと有ることなし、 未だ嘗つて説いた者を聞いたこと有ることなし。威神天の如く是く兜術(トシュタ)從り是れに來たりて至る尊を」 

天人・世人が悉く擁護・重愛する俗身の如き見えるお姿で、一切転じることなき安を独り楽しみ、中央に立っておられた。 

我れ善行により憂い無く覚り、天上に到り教えを説き復た世に還る、 欲身を壊して解かれた饒心は、悪行より出で善義に有り。

汝ら比丘よ、行の有る敗の有る空なる生を厭う心を有せば、樹下に若しくは広野に在り、 深山・室中に在りて、高処若しくは下床に臥す、およそ皆には幾らかの恐怖が来るだろう、或いは後久しく行処の所で、何ものも志により恐れず行ぜよ。  

世の幾らかなる輩らは、彼の来たる声により、若しくは方面に往来し在するも、比丘は処に意を著せず、とどまり寂無の処に向え。

口より已に出た善悪の響き、行く処に在りてまさに何を作す、戒を持して住み捨てず行ずる。 比丘は安祥を求め学べ。 

何を戒を学び不漏と言うか。独り在りて常に伴無く行ずる、冥を洗い明目を求めんと欲し、鼾を鼓し内垢を吹かんがごとくに欲す。

佛は舍利弗に謂く、著の所有す悪の及ぶを厭う所の意有りて、床臥行じ、空に在すを欲する学なる如法を今説き、汝に知らせ聽かせよう。

勤めて、虻・蚊また脱皮する生き物、悪声なる人と四足獣より、遠ざからんと欲する心を学ぶに至り、慧により五つの恐怖に恐れるな。 

身は法に非ず意は識ならず、色無く声光に形無し、悉く我に非ず、悉く忍び捨てよ、善を聞くなかれ、貪り聚まり縣がる。

所ゆる痛みを被る身ならずも、若し各々悉く行を受け恐れ、是れそれら苦痛の忍び難きを、精進を以って拒み防ぐを作す。

念想混乱し願い隨うなかれ、悪を掘り根を裁ち拔止せよ、可ならずを可と愛し著し 、已に過ぎし後を有ると望むなかれ。 

智を存し善の熟成を想い、是の麁声を避け去り越えるべし、楽ならずを忍び坐に在りて行じ、 四つの哀悲法を忍べ。

常に何処に在止しようか、何を食べようか、 痛み有りを恐れるを如何に止めようか、遠ざからんとする行いを作り棄てるを学び、是の想有ることを甚だ悲しむべし。 

未だ有らず楽苦の苦有るを、其の取るものの度を知り止めるべし、聞くを閉じて諸国を行け、 粗悪の声に応じてはならない。 

眼を学び人の妄を見ることなかれ、 禅に合うこと与り多く臥すことなかれ、観因縁を観じて意安祥なるべし、止に念を安じ疑の想を断ぜよ。

取において邪に与り欺くこと無かれ、慈哀の視で恐気をなすなかれ、 見などの心行に対して、 無明の冥によりて鮮やかなるを求めよ。 

悪語を被りても意を増すなかれ、故に怨語に於いては学ぶに同じ、 声を放ち言を濡らすは水のごとしである、 媿慚の識法によりて想うなかれ。 

若し尊敬の目を持って接せられても 、有行の意より離れ受くなかれ、若し色よい声、若し好ましい味や香、細かく滑らかな是れら、欲によりて捐なわれる。

是の法に於いて侮り著すなかれ、意を制するを学び善く脱っすべし、 戒と遍く観ることは明法に等し、有一を行じて旧き冥を棄てよ。



是時賢者舍利弗 在衆中坐 便起座 偏袒叉手 以偈歎曰
未嘗見有是者 未嘗聞有説者 尊如是威神天 從兜術來至是 
天人世悉擁護 重愛俗如身眼 一切安不爲轉 樂獨行著中央 
無憂覺我善行 到上教復還世 饒心解壞欲身 惡行出有善義
若比丘有厭心 行有敗有空生 在樹下若曠野 在深山于室中
若高處下床臥 來恐怖凡幾輩 行何從志不畏 或久後所行處 
世幾輩彼來聲 若往來在方面 比丘處不著意 所止處寂無嚮
口已出善惡響 在行處當何作 持戒住行不捨 比丘學求安祥 
云何學戒不漏 獨在行常無伴 欲洗冥求明目 欲鼓鼾吹内垢
佛謂舍利弗 意有所厭惡 及有所著 在空床臥行欲學 如法今説 令汝知聽 
五恐怖慧不畏 至心學遠可欲 勤蚱蜢亦蛻蟲 人惡聲四足獸 
非身法意莫識 無色聲光無形 悉非我悉忍捨 莫聞善貪縣
所被痛不可身 恐若各悉受行 是曹苦痛難忍 以精進作拒扞 
願綺想念莫隨 掘惡栽根拔止 著愛可若不可 有已過後莫望 
存黠想熟成善 越是去避麁聲 忍不樂坐在行 四可忍哀悲法
常何止在何食 恐有痛云何止 有是想甚可悲 學造棄行遠可 
有未有苦樂苦 知其度取可止 聞關閉縣國行 麁惡聲應莫願 
舉眼人莫妄瞻 與禪會多莫臥 觀因縁意安祥 止安念疑想斷
取莫邪與無欺 慈哀視莫恐氣 如對見等心行 冥無明從求鮮 
被惡語莫増意 故怨語於同學 放聲言濡若水 媿慚法識莫想 
若爲彼見尊敬 有行意離莫受 若色聲若好味 香細滑是欲捐
於是法莫媟著 學制意善可脱 戒遍觀等明法 行有一舊棄冥
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